幻の職人技

非常に残念なことに、現在三木市とその周辺には、
染形紙の型地紙の製法や
染形紙の彫刻の技術を継承する技能者は一人もいません。
多くの染形紙作品が地域内に遺されているものの、
産業としての三木の染形紙生産は概ね19世紀中に消滅しています。
そのため、本章に記載した技法の解説のすべては
伊勢型紙などの資料を参考に記述したものです。
この章では、染形紙の技法として

明治時代の伊勢型紙彫刻所の様子(三重県『歴史の情報蔵』より)