『三木染形紙』が三木市有形民俗文化財に
当館展示作品を含む染形紙原版1242点が三木市有形民俗文化財に指定
当館で展示中の染形紙コレクションのうち、『ギャラリー湯の山みち』館長で、当『播州三木染形紙WEB美術館』館長でもある筒井俊雄氏が、過去数十年にわたって蒐集、整理、保存されてこられた三木染形紙原版1242点が、このたび三木市の有形民俗文化財に指定されました。
11月22日、三木市役所会議室で開かれた定例記者会見において、仲田一彦市長から有形民俗文化財指定の発表と永年にわたって三木染形紙の蒐集と研究に力を注いだ筒井俊雄氏の功績を讃えました。さらに、今回の文化財指定に際して報告書をまとめられた、『みき歴史資料館』の金松誠氏が三木染形紙の概要とその文化財としての価値の高さを解説。最後に筒井氏から三木染形紙の郷土の名産工芸品としての重要性の強調と文化財指定に対する感謝のスピーチがありました。
今回の有形民俗文化財指定によって、はじめて三木染形紙が公的に郷土の歴史資産として認知され、その歴史的価値が認められたことで、今後、三木染形紙の蒐集と保存、研究、展示活動を通じて、この貴重な意匠遺産の認知と魅力が広く県内外から国外へも拡がる第一歩になることを期待して止みません。
なお、今回の有形民俗文化財指定に関する報道は、地元の各メディアでも取り上げられました。
■毎日新聞ニュースサイト兵庫県版
『染形紙が三木市文化財に 筒井さん所蔵の1242点 江戸期に栄え、海外でも珍重 /兵庫』
『海外では芸術 「染形紙」1242点、文化財に 93歳が40年収集』
■神戸新聞NEXT三木地方版
たいへん分かりやすく纏めて頂き有難うございます